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無意味な羅列を無意味に放り投げた沼
2024.05.20 Mon
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2010.11.16 Tue
さくまさんことポニーテール界が産んだ紳士が

「コノシロンはSS書かないの? てゆーか書け」

って言ってきたので書いてみた第二回。
誰かまるわかりだけど気にしない。
俺は気にしない。


「なんで‥‥どうして‥‥そりゃ、生きていたけどあんまりだよ‥‥」

何度も、あのセリフがリフレインする。

「もう幕僚の顔なんて見たくない。帰ってよ!」

何度も何度も、脳内であの映像が、あの涙が繰り返し心を殴打する。

自分に間違いがあったのか、問いかけてみるも間違いしかそこにはなかった。
間違いしかないのならしょうがない、仕方がない。
そう言って笑い続ける。心の中で自分自身に対して、哂い続ける。
償える方法なんて彼は知らない。また笑いあえる方法なんて、彼は知らない。
だから、変えるしかない。彼女の在り方を。彼の中の、彼女を。
隣で笑っていた彼女を、彼が護らなくてはならない世界へと。
壊してしまった世界を護る、自己満足でしかないその在り方を、彼は肯定した。

だから、破壊する。
人ではなくなった彼らを。自分がいずれなるかもしれないその末路を。
世界を崩すかもしれない彼らを。
絶えず破壊し続けている。
彼女の日常を壊してしまったジャームを。
彼女の世界を壊してしまったオーヴァードを。

だから、求めた。
絶対的な力を。全てを壊せる破壊力を。
誰もが争うのを忌避する、戦闘能力を。
絶えず求め続けている。
彼女の世界を護り続けるための、力を。


欲していても、強くはなりきれない。

「っ・・・い、行ってやるわよバカ幕僚!後悔してもしらないんだからね!!」

後悔はしない主義とはよく言ったものだ。
今でも、心の中では後悔し続けているというのに。

それでもまだ、続けなければならない。
後悔し 破壊し 求め 
護り続けるために。償い続けるために。
何も産み出さない、ただ不毛な行為を続けなければならない。

そろそろ、新しい世界も増えるのだから。

 

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